王朝女流日記案内
著者 宮崎荘平    
定価本体 2621 ISBN 055-8
ひらがなの普及と発達により絢爛豪華な女流文学が花開いた王朝期。『蜻蛉日記』『和泉式部日記』『紫式部日記』『更級日記』など、日記にみる王朝女性たちの哀歓世界をひもとく。

 
清少納言と紫式部 その対比論序説
著者 宮崎荘平    
定価本体 2136 ISBN

090-6

王朝の二大才媛である清少納言と紫式部をめぐって対立、並称、さらには毀誉褒貶の様相を対比の視点から探り、時代状況のなかでの、その構図と系譜を明らかにする。

 
再訂 資料 三島由紀夫
著者 福島鑄郎    
定価本体 5048 ISBN

180-5

宿命的な祖父の系譜から、少年期の魂の遍歴と、文壇にデビューするまでの知られざる青春時代にスポットをあて、「自決」という行動に結びつく遠因の実証を試みた著者執念のドキュメント。

 
遠藤周作その人生と『沈黙』の真実
著者 山根道広
   
定価本体 6000
ISBN 176-7
『沈黙』の背後にある遠藤の人生について、母親郁、井上神父、棄教神父や病床体験等の関わりを考察。 そして原題である「日向の匂い」に込められたテーマを、多くの資料を緻密に読み込むこので浮き彫りにした渾身の書。
資料「遠藤周作年譜・著作目録」付き

 
遠藤周作のすべて
著者 広石廉二
   
定価本体 4152
ISBN 183-x
映画『私が棄てた女』の企画者でもある著者が、青春時代から読みつづけてきた遠藤文学の壮大なテーマ──日本とヨーロッパの距離、弱者への共感などを通して、その奥深い魅力を浮かび上らせる。

 
遠藤周作の縦糸
著者 広石廉二
   
定価本体 3048 ISBN

184-8

小西行長伝『鉄の首枷』とペドロ岐部伝『銃と十字架』は評伝として書かれた。だがなぜ支倉常長伝とも言うべき『待』は小説として書かれたのか。その謎を 追って展開される体験的遠藤周作論。

 
内なる軌跡 七人の作家達
著者 上総英郎
   
定価本体 2136
ISBN 025-6
「私にはまだ宗教と文学との二律背反性という難問が残されている」という著者が、小川国夫、曽野綾子、高橋たか子、森内俊雄、島尾敏雄、椎名麟三、矢代静一ら七人の作家を論ずる。

 
椎名麟三と遠藤周作
著者 佐古純一郎
   
定価本体 1553
ISBN 015-9
芥川龍之介以後の現代日本文学における「わたしのキリスト」との関わりを、太宰治から椎名麟三のプロテスタンティズムの流れ、堀辰雄から遠藤周作のカトリシズムの流れとして説く。

 
評伝 椎名麟三
著者 斎藤末弘
   
定価本体 2427
ISBN 056-6
貧しく不幸な生誕、労働運動を通しての獄中体験、特高の拷問、死の恐怖、そして挫折と再生……。大正、昭和の激動の時代のなかで、苦闘し誠実に生きた民衆の作家、椎名麟三の生涯。

 
椎名麟三論 〈判らないもの〉を求めて
著者 宮野光男
   
定価本体 2330
ISBN 067-1
〈人間の言葉を超えた──いいあらわしがたいもの──〉になんとかして表現を与えようとした椎名麟三の軌跡を〈判らないもの〉をキーワードとして追求する。

 
夏目漱石の文学
著者 佐古純一郎
   
定価本体 1748
ISBN 117-5
近代日本三作家シリーズ 漱石ほど幅広い読者に読み継がれてきた作家はいない。本書は、人間のこころに潜む“エゴイズム”を追及し続け「則天去私」の心境に至る漱石文学の核心を、『こころ』など作品を通して語る。

 
芥川龍之介の文学
著者 佐古純一郎
   
定価本体 1942
ISBN 041-8
近代日本三作家シリーズ 昭和二年の芥川龍之介の死は、近代日本文学の大きな分岐点となった。本書は『羅生門』から『続西方の人』まで作品をたどり、「生存苦の寂莫」という芥川の苦悩と、なげかけた課題を語る。

 
太宰治の文学
著者 佐古純一郎
   
定価本体 2427
ISBN 062-0
近代日本三作家シリーズ 太宰治の文学を漱石、芥川と続く近代日本文学の系譜のなかに位置づけ『走れメロス』『駆け込み訴え』『津軽』など、特に中期の作品を中心に、ひろく若者に読みつがれているその魅力を語る。

 
漱石論究
著者 佐古純一郎
   
定価本体 2718
ISBN 021-3
近代日本三作家シリーズ 第1部・漱石の文学における人間の運命、第2部・夏目漱石の人格意識/夏目漱石の個人主義他、第3部・漱石の漢詩文/漢詩にあらわれた漱石の「道」について/夏目漱石の文学と陽明学他。

 
芥川論究
著者 佐古純一郎
   
定価本体 2136
ISBN 042-6
近代日本三作家シリーズ 第1部・芥川龍之介における芸術の運命、第2部・初期習作の世界/芥川龍之介の『死相』について他、第3部・芥川龍之介の罪意識他、第4部・「芥川以後」としての現代日本文学。

 
太宰論究
著者 佐古純一郎
   
定価本体 3107
ISBN 066-3
近代日本三作家シリーズ 第1部・太宰治におけるデカダンスの倫理、第2部・太宰治の思想/太宰治の転機について/母性への憧憬他、第3部・「無間奈落」について/「ヴィヨンの妻」について/「人間失格」論他。

 
漱石・芥川・太宰
著者 佐藤泰正 
佐古純一郎
   
定価本体 2718
ISBN 054-X
近代日本三作家シリーズ 漱石、芥川、太宰──明治、大正、昭和と、この近代日本文学の三作家に脈々と流れるもの、近代の苦悩のなかで人間を問いつづけてきた三作家の提起するもの、文学的命題を語りあう。

 
漱石の実験 現代をどう生きるか
著者 松元 寛
   
定価本体 2427
ISBN 093-0
「道は、漱石の筆が途絶えた時に較べて、遙かに暗く遠いように私には思われてならない(あとがき)」と述べる著者が、漱石が試み続けたものを時代背景と作品から浮きぼりにし、現代を生きる私達の心奥に照射する。

 
漱石という思想の力
著者 赤井恵子
   
定価本体 3000
ISBN 144-9
漱石的「平衡」──とは芥川龍之介以来幾度か指摘のあることであった。芥川の語るそれは静けさ…と危うさ…に満ちている。しかし本当にそうなのか? その平衡を可能にしている〈力〉の源泉を漱石の評論に探る。

 
有島武郎の研究
著者 江頭太助
   
定価本体 2913
ISBN 068-X
第1部・有島武郎の基調/「宣言一つ」成立への道程他、第2部・文学活動の軌跡/『或る女』研究の視点他、第3部・自己完結としての事績/有島農場開放・一つの機縁他。

 

重版 宮沢賢治 心象の宇宙論(コスモロジー)

著者 大塚常樹
   
定価本体 4190
ISBN 167-8
第9回賢治賞受賞 修羅の時空間、黄金や雲のレトリック、銀河系と異空間、妹の転生問題、夢の象徴関係等への論究と、『永訣の朝』『グスコーブドリの伝記』等の作品分析を通じて賢治宇宙の新たな相貌を提示する。没後70年に贈る 21世紀に賢治を読み拓く。 第9回岩手日報賞受賞。

 
宮沢賢治 心象の記号論
著者 大塚常樹
   
定価本体 3400
ISBN 147-3
賢治テクストに織り込まれた記号──赤い眼と青い眼、白い花と桃色の花、青い鳥と化鳥、蛇と蛙、ひのきとゾンネンタール、黄金と白い素足、ジョバンニと牛乳、青い照明──は何を語るのか。賢治宇宙の絢爛たる記号体系を今解き明かす。

 
宮澤賢治 「修羅」への旅
著者 萩原昌好
   
定価本体 3107
ISBN 121-X
強固な東北の仏教人であった父政次郎の許での少年期。法華経入信と父との葛藤。妹トシの死とサハリン旅行。そして詩集『春と修羅』へ。本書はこの軌跡を詳述し、賢治の修羅意識とそれがいかにして生まれたかを解明。

 
宮沢賢治 〈力〉の構造
著者 安藤恭子
   
定価本体 2718
ISBN 137-6
日本児童文学学会奨励賞受賞 賢治のテクストを同時代の言説空間の中でとらえ返し植民地主義・近代文明などさまざまな〈力〉がいかにテクストを構造化するか、批評的視野に立ち明解に分析する。

 
宮沢賢治 北方への志向
著者 秋枝美保
   
定価本体 3107
ISBN 138-4
宮沢賢治学会奨励賞受賞 賢治の心象スケッチ集『春と修羅』『注文の多い料理店』に共通する始源への遡行・北方への志向と一九一〇年代における始源学の隆盛との関係を実地踏査をふまえ、より実証的に解明する。

 
宮沢賢治妹トシの拓いた道
著者 山根知子
   
定価本体 4000
ISBN 169-4
宮沢賢治学会奨励賞受賞 賢治の作品理解にトシの内面や精神がいかに関わっていたのかを詳細に読み解いた力作。
宮沢トシ自省録全文掲載
宮沢トシ略年譜

 
宮沢賢治の文学と思想  透明な幽霊の複合体 ―開かれた自己
―「孤立系」からの解放
著者 秋枝美保
   
定価本体 5600
ISBN 187-2
「宮沢賢治 北方への志向」の続編。1910年代後半から20年代前半における心象の到達点、『春と修羅』「序」の思想を、西欧の同時代思潮を背景に解読。
熱い自我主義から冷めた現象の世界へ。

 
宮沢賢治研究文語詩稿 叙説
著者 島田隆輔
   
定価本体 8000
ISBN 181-3
治作品のなか、二百数十篇に及ぶ文語詩に光を当て、まとめた著者十二年にわたる文語詩研究の書。 校本宮澤賢治全集、新校本宮澤賢治全集の成果や賢治自身の直筆原稿などを綿密に辿り精査し、読み拓いた一書

 
三浦綾子のこころ
著者 佐古純一郎
   
定価本体 1553
ISBN 014-0
デビュー作『氷点』以降、次々と名作を書き続ける三浦綾子。その軌跡、生き方、作品に脈々と流れるものを、『石ころのうた』『塩狩峠』『細川ガラシャ夫人』など代表作十編を通してやさしく語る。

 
芥川龍之介伝説
著者 志村有弘
   
定価本体 2330
ISBN 085-X
『今昔物語』『宇治拾遺物語』などの説話文学にみる怪奇、奇談の影響を中心に、長崎や長崎人との交流、泉鏡花の影響、火野葦平への影響など、芥川龍之介の人と作品を、幅広く浮かび上らせる。

 
妖異・怨霊・奇談 日本妖界紀行
著者 志村有弘
   
定価本体 2136
ISBN 064-7
全国各地の説話・伝説に材を求め、怨霊、妖異、怪奇など闇の世界を紹介する。安達原の鬼女/久米仙人/羅城門/織田信長の怨霊・安土城/平清盛塚/長泉寺と兼好法師など。

 
ヘルマン・ヘッセの文学
著者 佐古純一郎
   
定価本体 2427
ISBN 074-4
ヘルマン・ヘッセは、その内的苦悩、戦争の悲惨さの体験などから、ユングの深層心理学に傾倒し、やがて「東洋への道」を見いだす。本書は、その作品世界を『車輪の下』『デミアン』『知と愛』などを通し語る。

 
日本の作家とキリスト教 二十人の作家の軌跡
著者 久保田暁一
   
定価本体 2667
ISBN 185-6
透谷、藤村をはじめ、キリスト教が近・現代の日本の作家に与えた影響ははかり知れない。本書は明治の作家から遠藤周作、三浦綾子、曽野綾子ら現代の作家まで二十人をとりあげ、その軌跡と作品を解説する。

 
湖沼の文学
著者 日本文学風土学会編
   
定価本体 2913
ISBN 078-7
日本文学に現われる「湖」や「沼」を通して作家と作品を論ずる本書は、驚くほど新たな発見を与えてくれる。万葉集の解釈の定まらない歌も、田山花袋が何故「沼」に執着した作品を書いたのかも生々と見えてくる。

 
太宰治と「聖書知識」
著者 田中良彦
   
定価本体 3100
ISBN 171-6
『聖書』が、どのように太宰治を捕らえ、その作品に影を落としているかについて、特に塚本虎二の「聖書知識」と作品との関わりについて精査した本書は、太宰治と作品の核心を知るために貴重な示唆を与えてくれる。

 
増補改訂 漱石の実験
著者 松元 寛
   
定価本体 1800
ISBN 141-4
百科シリーズ 漱石文学はヨーロッパ文学とは異質な場所に、それに匹敵するものを独力で作り上げる壮大な実験である。修善寺の大患から漢詩制作への回帰を通しその時代的苦悩を著者の鋭い視点から浮かび上がらせる。

 
宮沢賢治の教育論
著者 矢幡 洋
   
定価本体 1800
ISBN 143-0
百科シリーズ 賢治作品の詳細な読みが賢治の学校批判、知識教育批判を浮き上がらせ、その根底に潜む賢治の自然・技術に対する苦渋にみちた思考を明らかにする。壮大な学知を駆使し新しい賢治像に迫る意欲作。

 
日本の歴史文学
著者 新保祐司   富岡幸一郎    
定価本体 1942
ISBN 154-6
「天皇の世紀」「夜明け前」をめぐり、「歴史文学」という文芸評論の上で重要なこの言葉に、ある意味を持たせるため対談しまとめた書。